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携帯電話と個体識別番号とセキュリティ

簡単ログインの問題やドコモの新しいブラウザのリファラの問題等、最近まわりで、携帯電話向けサイトのセキュリティについて色々話されているのでのっかっておく。
個体識別番号について
個体識別番号が何か、色々説明したいけど、書き出すと長くなってしまうのでここでは詳細は言及しない。もの凄く簡単にいうと、モバイルサイト向けの住基カードの番号とでも思ってもらえば話は早いかも。
で、その個体識別番号が端末でも確認できるという話を、利用者は知っておくべきだと思う。まず、有名なのは携帯電話の端末のバッテリーを外したところに貼られているシール、そこに個体識別番号が印刷されている。この番号が悪意のある人間に知られてしまうと、普段の携帯向けサイトの利用状況にもよるけど、不正アクセス等が簡単にできてしまう可能性がある。バッテリーが外されると、携帯の一部の設定が初期化されるため、もし見られたら気付くと思っている人は間違い。実は、個体識別番号はもっと簡単に確認できる。
古くから携帯電話の情報を追っている人は多いと思うけど、携帯電話には特定の操作をすると通常とは違う動きをする。古くは、デバッグモードに変更する事ができる携帯電話があった。情報漏洩に厳しくなったのか操作自体がよりわかりにくくなったのか、それとも特殊な機材がないとだめなのかはわからないけど、最近ではデバッグモードについての情報を見つけられなくなっている。もしかすると、探せばあるのかもしれないけど、自分は知らない。
個体識別番号の話に戻すと、デバッグモードと同様に個体識別番号を見るための特定の操作というものが存在する。これはデバッグモードよりも色々な意味で簡単で、今でも充分通用する。見るための条件もあるけど、詳しく書くと悪用される危険性があるため書かない。でも、簡単に見られる可能性があるということは知っておいた方が良いと思う。さっきも書いたけど、古くから情報を追っている人にとっては既知の情報だから、そういう人達の中の悪意を持った人に、仮に端末をほんの少しの間でも渡してしまわないようにして欲しい。
これだけじゃ、危うさが伝わらないと思うので、個体識別番号を表示させた携帯電話の写真を貼っておく。慣れればあっと言う間に表示させる事ができる。
個体識別番号が画面に表示される
個体識別番号とあるキーワードを隠しています。

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