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2009年09月 アーカイブ

2009年09月03日

「Linuxサーバー構築標準教科書」を読んで

「Linuxサーバー構築標準教科書(Ver1.0.1)」を読んでの私的メモ。
気になったコマンドや設定ファイル等を抜き出し、整理し直した。
整理してみると、ファイルパスの傾向が見えてきた。
特に、設定ファイルやログは、いつも探しまわって時間をとっていたので、非常に頭がスッキリした。

「Linuxサーバー構築標準教科書」がCentOSを元に解説されているので、以下すべてRedHat系Linuxについて。
Debian系の記事や資料を超斜め読みしたけど、RedHat系とは思っていたよりも相違点が多いようだ。
設定ファイルの位置等、ファイルパスが違うものをいくつか見かけた。

あと、「Linux標準教科書」も非常に有用なのであわせてどうぞ。
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COMMAND
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netstat     -aでサービスの状態を表示 -tでTCPで絞り込み
lsof        -iでサービスを受けているポートと対応するプログラム情報を表示
hostname    ホストネーム確認
nslookup    IPアドレスを問い合わせ
            「nslookup HOST_NAME DNS_SERVER_IP」で指定したDNSサーバに問い合わせ
dig         ゾーン情報を確認
            「dig HOST_NAME axfr」でゾーンに登録されている全ての情報を表示
           「dig HOST_NAME ns」で登録されているネームサーバの情報を表示
           「dig HOST_NAME mx」で登録されているメールサーバの情報を表示
            「dig HOST_NAME @DNS_SERVER_IP」で指定したDNSサーバに問い合わせ(@に注意)
chroot      特定のディレクトリのみが見えるように制限
rpm         「rpm -q PACKAGE_NAME」でパッケージがインストールされているか確認
chkconfig   「chkconfig --list PACKAGE_NAME」でLinux起動時に起動するサービススクリプトかどうか確認
            「chkconfig PACKAGE_NAME on」でLinux起動時に起動するサービススクリプトを指定
useradd     ユーザ(アカウント)の追加
passwd      パスワードの変更

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PACKAGE
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bind                    BIND
bind-chroot             (?)
caching-nameserver      BINDの基本的な設定ファイル
dovecot                 POP3/IMAP4サーバ
perl-DBI                perl-DB間のインターフェイス(?) dovecotで使用
mysql                   DBサーバ dovecotで使用

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CONFIG PATH
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/etc/modprobe.conf      ネットワークインターフェイス「eth0」のエイリアスを定義
/etc/hosts              hostsファイル
/etc/services           servicesファイル
/etc/named.conf         BINDの基本的な設定ファイル(link)
/etc/resolv.conf        レゾルバの設定ファイル 上位DNSを指定(?)
/etc/devecot.conf       devecotの設定ファイル

/etc/sysconfig/                             設定ファイルの位置
/etc/sysconfig/network                      ネットワークの設定ファイル
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-lo     ネットワークインターフェイスの設定ファイル(lo)
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0   ネットワークインターフェイスの設定ファイル(eth0)

/var/named/                                             ゾーンの詳細な設定ファイルの位置(linkを格納)
/var/named/chroot/                                      chrootにより制限されたBINDのroot
/var/named/chroot/etc/named.conf                        /etc/named.confの本体
/var/named/chroot/etc/named.caching-nameserver.conf     named.confの雛形(?)
/var/named/chroot/etc/named.rfc1912.zones               (?)
/var/named/chroot/var/named/                            ゾーンファイルの位置(?)
/var/named/chroot/var/named/localdomain.zone            ゾーンファイルの雛形(?)

/etc/httpd/conf/httpd.conf      Apacheの基本的な設定ファイル
/etc/httpd/conf.d/*.conf        Apacheの詳細な設定ファイル
/etc/httpd/conf.d/php.conf      PHPの設定ファイル

/etc/mail/sendmail.cf           Sendmailの設定ファイル(直接編集は不可)
/etc/mail/sendmail.mc           「/etc/mail/」でmakeするとsendmail.mcからsendmail.cfを生成
/etc/mail/*                     sendmail.cfから参照される設定ファイル

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SCRIPT PATH
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/etc/init.d/                サービススクリプトの位置
/etc/init.d/network         ネットワークインターフェイスのスクリプトの位置
/etc/init.d/httpd           Apache
/etc/init.d/named           BIND
/etc/init.d/sendmail        Sendmail
/etc/init.d/dovecot         dovecot

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ETC PATH
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/var/log/messages           BINDのログの出力先
/var/log/httpd/access_log   Apacheのログの出力先(httpd.confで出力先変更可能)
/var/log/httpd/error_log    Apacheのエラーログの出力先(httpd.confで出力先変更可能)
/var/www/html/              Apacheの公開ディレクトリ
/var/www/error/             Apacheのレスポンスエラー時に表示するHTML
/var/mail/USER_NAME         受信メールの本体

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MEMO
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BINDでは、ドメインではなくゾーンという。

2009年09月16日

コード用バッグを作りました

かばんの中にパソコンのコード類をしまっているとどうしても痛みやすくなってしまいます。
以前、どこかのパソコン雑誌で見たコード類専用のバッグのアイディアなのですが、バッグの内面を全て面ファスナー(マジックテープは商標)で覆いコードを収納するというものがありました。
この収納方法だと、コードはほとんど痛まないのではと思い、機会があればいつかやってみようと思っていました。
しかし、バッグそのものの値段もそうですが、バッグの内側を覆う面ファスナーが結構高そうで、まともに作成すると結構な金額になってしまうため半ば諦めていました。
しかし、100円ショップで面ファスナーが売っている事がわかったため、材料費の算出をしてみました。
コード類収納バッグの材料(写真は購入後のもの)です。
100円ショップとは言え、16点で1600円。結構な値段です。
かなり迷いましたが、パソコン関連のコードは2000円以上するものも珍しくなく、そのコードが痛まないのであれば1600円というのは費用対効果では安いのではないかと思い、購入と作成を決めました。
購入したものは、MacBookとほぼ同じB5サイズのバッグ、面ファスナー粘着テープ付(10cm x 10cm)を10つ、面ファスナー粘着テープなし(25mm x 15cm)2組入りを5つです。
理想を言えば、バッグは不透明のものがよかったのですが、やわらかい素材のものは透明なものしかなかったため、見た目が酷くなりそうですが諦めました。
まず、バッグの中のネットを丁寧に切り取ります。
使ったはさみは、刃先の鋭い眉切りばさみです。これも100円ショップで売っているようですが、今回は家にあるものを使用しました。
これで、バッグのネット部分を切り取ります。
切り取りました。
片面あたり、縦2.5枚・横2枚の面ファスナーを貼付けていきます。
貼付けました。
閉じるとこんな感じです。
なんとも言えない安っぽさが漂っています。
コードを収納してみます。
MacBookに立てかけてみました。
閉じたところ。
立ててみました。
「コード用バッグ完成! Blogも書いた!」と思っていたら、なんと不透明なバッグが手に入りました。
しかも初代よりも高級感があります。
透明ではないため接着剤を使っても見た目が悪くなりません。
粘着テープの付いていない面ファスナーであれば、大判のものもあるため内面も綺麗になりそうです。
時間ができた時に作業する事にします。
購入予定品?
ちゃんと調べていませんが、これが使えそうですね。
ミリタリーグッズのようです。

2009年09月24日

スイーツを駆逐するGreasemonkey「スイーツバスター」

Web上からスイーツを駆逐するグリースモンキー「スイーツバスター(Sweets Buster)」を作成しました。
「スイーツ」を「デザート」に、「和スイーツ」を「和菓子」に置換します。
但し、「スイーツ(笑)」等の一部のスイーツは用法が違うため、例外扱いし置換しないようにしています。
是非、このグリースモンキースクリプトを導入し快適な食欲の秋をご堪能下さい。

2009年09月30日

Firefoxのスマートキーワードを使って「JM Project」から「man page」を検索する方法

これを書きはじめた頃にこんな顛末が待ち受けているとは...。
詳細は後半で...。
Linuxのmanコマンドで表示されるマニュアルが英語の事が多いため、「JM Project」の最新のman pageをインストールしようとしていた。
しかし、スキル不足のため断念。
悔しいのでFirefoxの「スマートキーワード」機能を使ったman page検索を作ってみた。
以下の項目を、新規ブックマークで登録すると、Firefoxのロケーションバーからman pageを検索できるようになる。
man以外のスマートキーワードもあわせて載せておく。
名前:       Search [英辞郎 on the Web:スペースアルク]
URL:        http://eow.alc.co.jp/%s/UTF-8/?ef=sa
キーワード: alc

名前:       Search [Mozilla Developer Center]
URL:        http://www.google.co.jp/search?q=site%3Ahttps%3A%2F%2Fdeveloper.mozilla.org%2F+%s
キーワード: mdc

名前:       Search [とほほのWWW入門]
URL:        http://www.google.co.jp/search?q=site%3Ahttp%3A%2F%2Fwww.tohoho-web.com%2F+%s
キーワード: thh

名前:       Search [JM Project]
URL:        http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=site%3Awww.linux.or.jp+inurl%3AJM%2Fhtml+intitle%3A%22Manpage+of%22+intitle%3A%s+intext%3A%s
キーワード: man
例えば、lsコマンドを検索する場合は、ロケーションバーに「man ls」と入力しEnterを押す。
新規ブックマークを登録するには、メニューの「ブックマーク」から「ブックマークの管理...」を選択し「履歴とブックマークの管理」開き、ブックマークを追加したいフォルダを選択しメニューかコンテキストメニューから「新規ブックマーク...」を選択する。
追加先がブックマークツールバーで良いのであれば、ブックマークツールバー上でコンテキストメニューを表示し「新規ブックマーク...」を選択すれば良い。
と、ここまで書いてblogにUPしようとしたところ、「JM Project」のサイトに「man on WWW」なるものを見つけた。
しかも、その下には「全文検索」まである。
ああ、なんという徒労...。
でも、気を取り直して...。
man pageをFirefoxから検索する方法
Linuxのmanコマンドで表示されるマニュアルが英語の事が多いため、「JM Project」の最新のman pageをインストールしようとしていました。
しかし、スキル不足のため断念しました。
悔しいけど仕方がないので、アドレスバー(正式にはロケーションバーと呼ぶそうです)から簡単にman page検索する方法のご紹介します。
Firefoxの「スマートキーワード」機能を使います。
スマートキーワードでこった事を実現しようとすると、Web開発の知識が少々必要になってきますが、サイトに検索機能が準備されているのなら簡単に登録する事ができます。
注意したいのは、検索機能にJavaScriptという機能を利用していた場合、ちゃんと動かないかもしれない点です。
この場合、ここで説明する方法は使えません。
では、まず、以下のページを開いて下さい。
テキストボックス(文字入力欄)を選択し、右クリック(Macの場合はControlキーを押しながらクリック)をして下さい。
表示されたメニューから「この検索にキーワードを設定...」を選びます。
開いたダイアログの「名前:」の欄に「man on WWW」を、「キーワード:」の欄に「man」と入力し「保存」ボタンをクリックして下さい。
さて、これでスマートキーワードの登録が終わりました。
では、実際に使ってみましょう。
ここでは、tarコマンドのman pageを表示してみます。
Firefoxのアドレスバーに「man tar」と入力しEnterキーを押します。
tarの説明が表示されましたか?
簡単でしたね。
man on WWWの次の項目には、man pageの全文検索のテキストボックスもありますので、こちらもスマートキーワードに登録しておくと便利だと思います。
あわせて、「Google ツールバー」の「カスタム検索」 についても説明します。
(もちろんGoogle ツールバーがインストール済である事が前提です。)
カスタム検索は、ブックマークと検索機能が合わさったようなものです。
では、まずカスタム検索を登録してみましょう。
スマートキーワードと同じく、man on WWWを例にします。
以下のページを開きます。
スマートキーワードの登録と同じように、テキストボックス(文字入力欄)を選択し、右クリック(Macの場合はControlキーを押しながらクリック)をして下さい。
表示されたメニューから、今度は「カスタム検索を実行...」を選びます。
新しいアイコンが、Google ツールバー上に表示されたはずです。
これだけでカスタム検索の登録は終わりです。
「www.linux.or.jp」はファビコンにペンギンのアイコンを使っていますので、Google ツールバーに表示されたアイコンもペンギンになっているはずです。
では、使い方です。
カスタム検索は、選択されている文字を検索してくれます。
以下のページを開いて見て下さい。
ITProのpingコマンドの説明ページが表示されました。
この中から「ping」という文字を選択して下さい。
そして、Google ツールバーのペンギンのアイコンをクリックしてみましょう。
JM Project内のpingの説明が表示されました。
では、文字が何も選択されていない時に、カスタム検索を行なうとどうなるのでしょうか。
実は、ブックマークのように振る舞います。
この例では、man on WWWの検索欄が表示されます。
さて、スマートキーワードとカスタム検索について説明しました。
このふたつをうまく活用すれば、手早く検索する事ができ、思考の流れを途切れさせずに作業に打ち込めるようになるかもしれません。
是非試して見て下さい。
私も思考の流れを止めずにこのEntryを書き上げる事ができました。
おかげで、前半に何を書いたのかすっかり忘れてしまっています(笑)
Google

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