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2010年06月 アーカイブ

2010年06月02日

2009年06月から2010年05月までに開催された勉強会の数を都道府県別に集計してみた

いわゆる「地方」という言葉は好きではないが、東京以外もしくは関東圏以外を指す適切な言葉が見つからなかったので、ここでは「地方」とする。

Twitter上で次のようなTweetをした。

『関東でイベントや勉強会を行なって結果失敗しても、流行っている分野であれば、次回も参加者は集まる。失敗した回の参加者は次は参加しなくても、新規の参加者が見込まれる。まさに参加者の使い捨て。』
『地方のコミュニティにとって、勉強会・イベントの失敗は死活問題。このため一回一回に真剣に取り組んでいる印象がある。関西でもこの傾向があったので、それ以外の場所ではもっと必至だろうと充分予測できる。』
『関東でも真剣にやっているところもあるけど、適当にやっているところの割合が高いと思う。』
『時間を割いて来てくれた参加者が満足してくれているか、何かを得て帰ったか、刺激になったか。勢いで開催して、参加者の事を考えていないところの割合が高め。』

地方では、参加者の事を考えずに開催をしていても、そのうち参加してくれる人がいなくなるような事も書いたのだけど、これらを理解してもらえる人が少なかった。
(まあ、確かにかなり刺激的な書き方になっているのでその点は反省。)
首都圏に引っ越してきてから思ったのは、東京の勉強会は主催者市場であり、地方のそれは参加者市場であるということ。
実際、東京で開催される勉強会の場合、50名を超える定員であっても数日で埋まり、人気のある分野の場合は数時間で定員に達する。
対して、地方での開催では、定員が30名以下でも、よっぽどの事がない限り開催直前までスカスカだ。
会場を有料で借りている場合、赤字を覚悟する必要も出てくる。
主催者側は当然焦り、八方で告知を行なう。
関西の場合、開催前日や締め切り直前に参加申込が増える傾向があると、過去の経験から感じていた。
関西でさえこれなのだから、関東・関西以外の地域では、さぞかし参加者集めに苦労していることと思う。
地方で勉強会に参加する層は少ないため、リターン客を増やさないと開催の継続も難しくなってしまうだろう。
必然的に、参加者の満足度を考えることになる。
(もしかするとこの事が、更に参加者の優位性が加速する方向へ働いているのかもしれない。)
実感として感じている事を、実感として感じた事のない人に、いくら言葉を尽くしても伝わらないだろうと思い、何か方法はないだろうかと考えた。
そこで、ここ一年間で全国で開催された勉強会やイベントを都道府県別に集計してみることにした。
集計内容
2009年06月から2010年05月までに、日本各地で開催された勉強会の数を都道府県別に集計した。
データの集計は、はせがわさんの「IT 勉強会カレンダー検索」を使用した。はせがわさんthanks!
複数日に渡って開催される勉強会は日数分集計されている。
また、はなずきんさん達の「IT 勉強会カレンダー」に登録されていないものは集計には反映されていない。
これらの理由から集計結果には誤差があるが、傾向を掴むには充分だろう。
2009年06月から2010年05月までに日本各地で開催された勉強会の数(クリックで拡大表示)
2009年06月から2010年05月までに日本各地で開催された勉強会の数
集計して予想外だったのは、一年間に全国で開催された勉強会/イベントの総数は3957回、うち東京で開催されたものは2044回で、なんと半数以上が東京で開催されていた事である。
誤差を考えても、約半数が東京での開催と考えて構わないだろう。
正直愕然とした。
ここまでの差がつくとは考えてもいなかった。
勉強会を開催することを論じる時、開催場所が東京の場合と地方の場合、このふたつを同列で語ることは間違いだと思った。
少なくとも、この歴然とした差は考慮に入れる必要があると思う。
そして、最初の私の主張はある程度は理解してもらえるのではないかとも思う。
少々書き足りない気もするが、集計結果が如実に現実を語っているので、ここで辞めておく。
開催日の傾向について
開催日の傾向は本題でないのだが、最後にちょっと考察。
東京では平日夜に開催される勉強会が多数あるが、地方では土日に集中する傾向がある。
これは、開催が重ならないように配慮しているだけでなく、移動距離の問題もあるのだろう。
つまり、東京では勉強会が山のようにあり会場までの移動距離も少なくて済むので平日でも可能だが、地方では勉強会の数が少なく必然的に移動距離が長くなるため休日に集中する。

2010年06月15日

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