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神社とロングテールとGoogle Earth

昨日(02/22)の朝日新聞朝刊の文化総合のページに『神社分類』という特集があった。なんでも、国学院大学の岡田莊司教授が、神社を祭神をもとに分類しまとめたらしい。約79,000(単位不明)もの神社を調査し、その所在地まで絡めてまとめたのは前例がないとの事。詳細は記事を見てもらうとして、筆者が注目したのは次の点。『信仰別の神社数で上位4位までで全体の1/4を、10位までで約半分を占めている』という事。信仰別の神社数という表には25位26(25位同数)の信仰名とその数が載っている。トップは『八幡』の7,817で全体の約1割。気になったので上位26の神社数を合計してみたら、その数40,404。総神社数を79,000丁度とすると、27位以下の神社数は38,596となる。25位が277なので27位以下は最大でも276。27位からワースト2位まで同数と仮定すれば(最下位は余)、理屈上最少の信仰数が判明する。
38,596/276=139(余232)
上位26までは既に出ているので理屈上の最少信仰数は次の通り。
26+139+1=166
つまり、記事上から得られる情報から、ロングテールが短い場合を算出しても、上位1/6(=26/166)で半数以上(=40,404/79,000)を占めるという事。ちなみにロングテールが最も長いのは、27位から最下位までが全て1で同数の場合の、信仰数38,622(=26+38,596)。詳細なデータがあれば、パレードの法則(80:20)に近い比率が出てきそうだ。
神社の分布についても記事中に色々書いてあったが、これまでの歴史や文化の影響を大きく受けているようだ。ただ、大まかな分布図があれば面白かったのにと思ってしまう。いっそのことKML(Google Earthの地物フォーマット)にでもしてもらえないだろうか。神社数が79,000と多く見えるだろうが、所在地は当然分かっているはずだろうから、経緯度には簡単に変換できるし(所在地+神社名なら尚正確)、プログラムであっという間だと思うのだがどうだろう。

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